2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『ソハの地下水道』わがままで複雑、だからとてつもなくチャーミング!

1月22日、火曜日、烏丸にて。第二次世界大戦中のナチス・ドイツによるユダヤ人迫害を描いたポーランド映画でした。悪名の高いアウシュビッツ収容所はポーランドにあったことが知られてるように、40年代前半のかの国はホロコーストの凄惨な嵐が吹き荒れていた…

『テッド』男そのボンクラな生き物を愛するということ

1月21日、月曜日、二条にて。ほんとは前々日の土曜日に行くはずたったのですが、夜の最終回がまさかの満席!惜しくも日を改めたのでした。この日も平日ながら相当混んでましたよ。映画マニア、ましてやアメリカン・コメディの熱心なファンというわけではなく…

『トールマン』 善き行いをめぐる問いかけ

1月18日、金曜日、七藝にて。予想のつかない展開に心からびっくりしました。まさか、こんな映画になるとは・・・。予告編を見ただけでは誰も想像さえできないのではないでしょうか。え!え!えー!!とにかく、とても驚いたのでした。炭鉱が閉鎖され消滅を待つ…

『LOOPER ルーパー』ループをとじるのは誰だ?

1月12日、土曜日、二条にて。おもしろかったです。現在の選択が未来に及ぼす影響について思索をうながす作品でした。2074年の未来ではタイムマシンが発明され、犯罪組織は30年前にあたる2044年に消したい相手を送っては、ルーパーと呼ばれる殺し屋に手をくだ…

『ザ・ウーマン』VS マンズ・マンズ・マンズ・ワールド

1月6日、日曜日、七藝にて。最高でした。男性原理と言うべき、世界からの強権的な抑圧に対し、まっとうな憎悪をもって迷いなく鉄槌を下すザ・ウーマンの姿に震えるような感動を覚えた。ハンティングが趣味の父親が、ある日しとめてきたのは、なんと食人族と…

『サイド・バイ・サイド』 監督も撮影も編集もお客さんもみんな違ってみんなイイネ!

1月6日、日曜日、シネ・リーブル梅田にて。フィルムからデジタルカメラと、映画撮影の主流が移りゆく中で、キアヌ・リーヴスがデヴィッド・フィンチャー、ロバート・ロドリゲス、クリストファー・ノーランなど多くのフィルムメイカーや撮影スタッフに、デジ…