感想『フライトナイト/恐怖の夜』

TOHOシネマズ二条にて3D。ものすごくおもしろかったです!なんかね。自分は小学校の頃シュワルツネッガーやジャッキー・チェンの映画が大好きだったんですが、その時の楽しさや興奮を三十路にして感じました。舞台はべガス近郊の郊外、最近引っ越して来た隣人が実は吸血鬼で・・・という話。

コリン・ファレルが吸血鬼役なんですが、もう一世一代のはまり役なんですよね。ムキムキで眉毛太くて、もう同じ空気にいるだけで女子は妊娠するかもーってフェロモンを発してて。現場労働者と自称するんですが、その荒ぶりを秘めた肉体性が、サバービアのなかでの異物としての、おさまりの悪さと背徳のムードを醸していました。コリン・ファレルはほんと役を捉えきっていて、それが観ていてものすごく心地よく、楽しかったです

思えば、それこそが、小学生時に映画を見ていた時の気分に通じていたのではないかと。シュワちゃんやジャッキーの映画を見ているときって、主人公が彼以外であることなんて考えもしなかったんですが、その主人公と役者が代替不可能であることの快楽を今作のコリン・ファレルからは感じました。そして、今作は以外の主要キャストも全て絶妙の配役で、スーパーバッドのマクラヴィンことクリストファー・ミンツ=プラッセも最高でしたね。ほとんどマクラヴィンと同一人物で、彼が出てくる場面に起こる笑い打率の安定感ははんぱなかったです。


この眉毛!